寒い季節にぴったり!
新しいワインの楽しみ方をご紹介します。
それは「ぬる燗ワイン」です。燗酒といえば日本酒を想像される方も多いと思いますが、実はワインも温めて楽しむことができます。ホットワインがあるのですからそれもそのはず。なかでも「ぬる燗」は絶妙な温度帯で楽しむ、新しい飲み方の一つとして注目を集めています。
ぬる燗ワインのよいところは、ワインの香りが最大限に広がり、味わい深く、はじめてなのにどこか懐かしい・・・・とりわけ醸したタイプのスロヴェニアワインにおすすめな飲み方です。
今回は【ワイン研究】と題しまして、365wineのスタッフが、徹底的にぬる燗を検証した結果をシェアさせて頂きます!
温度 | 名称 | 風味 |
0℃ | みぞれ酒 | 口内で温めない限り風味は感じにくい。安価な甘口〜やや甘口、シンプルな白ワイン、泡を小振りのグラスで。 |
5℃ | 雪冷え | 香りはシャープ。引き締まった酸で、味わいはシンプル。貴腐ワイン、カジュアルな泡、夏場の白・ロゼに。 |
10℃ | 花冷え | フレッシュな酸、心地よい甘味を引き出してくれる。やや甘口、若い、タンニン控えめのワイン向け。 |
15℃ | 涼冷え | セラーの温度。酸、タンニン、甘味、アルコールのバランスが整い、幅広くワインの魅力を発揮。食事と合う。 |
20℃ | 冷や | 常温。ありのままのワインが感じられる温度帯。香りも大きく広がり優美な印象。高級ワイン赤・オレンジに。 |
30℃ | 日向燗 | ワインの風味がほんのりと立ち、柔らかい口当たりと繊細な香りが楽しめる。ライトボディ向け。 |
35℃ | 人肌燗 | 飲み心地が滑らか、フルーティで柔らかい印象。繊細な味付けの料理や素材の味を生かした料理と◎ |
40℃ | ぬる燗 | 燗の中で最も人気。バランスがよく、ふくよかな旨味、口当たりがまろやか。冬場の食中酒、和食とGOOD! |
45℃ | 上燗 | 旨味、コクのある味わい。温かさが感じられるので、濃い味付けの料理や脂の多い料理に。熟成酒にも。 |
50℃ | 熱燗 | アルコール感がやや強調され力強い味わい。フルボディや古酒に。鰻や濃厚な煮込み料理と相性が良い。 |
55〜 60℃ 以上 |
飛びきり燗 | 熱いため香りよりも味わいが重視。アルコール感が前面に出るので、酒好きや寒い日に。コクや濃厚な旨味がしっかりと感じられ、パワフルなワインや熟成酒に。 |