食事に寄り添う!やまとなでしこロゼ!
※7月〜9月頃まではクール便のみの配送となります※
Profile
タイプ/ロゼ(辛口度 ★★★★★)
産地/スロヴェニア
生産者/Gonc(グンツ)
品種/ジャメトナチュルニナ90%、ブラウフレンキッシュ5%、ピノノワール5%
ヴィンテージ/2022
アルコール度数/12.5%
容量/1000ml
適温/11〜13℃
入荷本数/570本
Taste
山形のサクランボ、桃の花、香りは控えめ。優しいアタック。味わいの中間にクリスピーで爽やかな酸味がたっぷりとあり、赤い果実のアロマが滑らかな余韻へ続く。ミネラルも豊富で白ワインのような軽い飲み口の最高ロゼ。生産者のペーター曰く、「食前酒としておつまみと一緒にお楽しみください」自己主張が強くない“やまとなでしこ”タイプなので、食事に寄り添うワイン。
Marriage
《おすすめの料理》 オリーブ、ザーサイ、柴漬け、らっきょう漬け、すぐき漬け、フレッシュチーズ、魚貝のピンチョス、南蛮漬け、サーモンフライとタルタルソース、油淋鶏、餃子、焼売、ヨダレ鶏、オープンサンド、春雨サラダ、生春巻き、酢の物、ポテトサラダ、フィッシュアンドチップス、牛すき煮、唐揚げポン酢、ピザ、しゃぶしゃぶ、酢豚、トムヤンクン、フルーツサラダ、スイーツ、総菜パン、お菓子、チップス、生ハム、サラミなど何でもOK!!
Wine making
超絶お得な1Lボトル、しかもスクリューキャップなので開閉も楽チンです。また、環境に配慮して、リサイクルのボトルやスクリューキャップ、古紙のエチケットや段ボールを使用。ワインを通じてエコロジーな造り手です。Žametna Črnina(果皮の色が薄い土着の黒ぶどう)が主体。淡いピンク色。プレスして造ったプロヴァンススタイルのライトなロゼ。エチケットは朝焼けを表している。
Story
最高のワインラバーは最高のワインに値する −Peter Gonc GONC(グンツ)ワイナリーの歴史は1936年に遡ります。先代の曽祖父がハンガリーとの国境にあるDobrovnik村で、ぶどうの苗木を植えたのがはじまりです。現在は4代目の若き当主 Peter Gonc(ペーター・グンツ)に受け継がれ、スロヴェニア第2の都市Mariborの近くのPtuj村でワイン造りに励んでいます。
世代をこえて守り継がれた11haの畑では、ぶどう栽培から瓶詰めまでを家族で行います。『母なる自然』との結び付き、その歩みに耳を傾け、逆らうことなく従うことを心がけてきました。そんな信念は、天然酵母に任せたワイン造りや、添加物なしにナチュラルなワインを造ることに繋がります。自然なワイン造りこそが、土壌のポテンシャルやその年の気候、ひいては情熱をも表現できるとPeterは信じています。
真面目にGONCワイナリーをご紹介してきましたが、つまらないと思いました。実につまらない!!非常にありきたりな内容で、面白くない!と気が付きました。これを書いている本人がそのように感じるのですから、きっと皆様はもっとウンザリされているだろうと想像します。では、ここからはGONCのキャラクターに合わせて、ファンキーに参りましょう!
ひとつ面白い話があります。ワイナリー名の誕生の秘話です。GONCの名前は、彼らがプロデュースしたハンガリー産の樽の名に由来しています。樽は136Lの小樽です。他のGONCワインのエチケットにも「G」「1」「3」「6」という英数字が点で表現されていたり、アイコンや水玉で表されていたりします。点(ドット)は数えたら個数はわかりますが、その数はワイナリー名に由来する樽のリッター数「136」に辿り着きます。疑うつもりはありませんでしたが、鉛筆で×印を付けながら、地道に点やアイコンをカウントしました。はたから見たら相当変な人です。数えたら本当に136個ありました。ワインは136のドットからできており、1つのドットは1Lを示します。GONCのエチケットをゆっくり眺めると、色々な発見があり、なかなか興味深いものです。
もうひとつGONCのユニークな一面をご紹介します。Peterは典型的なロックミュージックのファンです。彼のクリエイティブなワイン造りに“良い音楽”は不可欠です。Toploader、Steppenwolf、Ram Jamなどを発酵中のワインに聞かせています。ノリノリのリズムでワインを造っている当主を想像しました。ワインが音楽と出会えば、それは心が揺さぶられるようなファンタスティックな組み合わせで、良い曲なくしては、良いワインが造れないと言います。マジですか。Peterには良い音楽を聴かせなければ!笑 彼の造る白ワインは燃料(給油)のようで、容赦なく人々の心と舌にかがり火を灯します。躍動感やエネルギーが半端ありません。段々とGONCのワインが飲みたくなってきた頃だと思います。この辺りで結びに入りましょう。ここまで書いておきながらですが、Peterが伝えたいのはワインの解説ではありません。実際にワインを飲んでその声を聴けば、きっと貴方だけのGONCの音色を聴くことでしょう。多くは語りません、先ずは飲んで感じてみて下さい。
GONC(グンツ)の生産者についてはコチラ