どこまでも可愛いオレンジ色のワイン!
※7月〜9月頃まではクール便のみの配送となります※
Profile
タイプ/白(辛口度 ★★★★★)
産地/スロヴェニア
生産者/Gonc(グンツ)
品種/ピノグリージョ
ヴィンテージ/2022
アルコール度数/13度
容量/750ml
適温/11〜13度
入荷本数/600本
Taste
明るいピンクがかったオレンジ色の外観がキュート。カリン、リンゴ、白桃、ナシなどの木成りの果実のアロマ。タンニンは穏やか。味わいはまろやかでミルキー&クリーミー。イキイキとした酸のストラクチャーとアルコールのバランスが良い。ドライながらもチャーミングな味わい。見た目、香り、味わい全てにおいて可愛いやつ。
Marriage
《おすすめの料理》 新玉ねぎの二杯酢、焼き鳥&つくね(塩)、ポークピカタ、柚庵焼き、いくらとなめ茸の和え物、天ぷら(塩)、豚の生姜焼き、パリパリチキンのマスタードソースなど。
Wine making
前回のザキュートワンが名前とエチケット変えて再登場!24時間ほど低温浸漬で醸したワイン。ステンレスタンクで6ヶ月シュルリー、バトナージュを施す。年代シリーズはその年のROCKミュージックからインスピレーションを受けて造られた。80年代のエチケットはマイケルジャクソン。
Story
最高のワインラバーは最高のワインに値する −Peter Gonc GONC(グンツ)ワイナリーの歴史は1936年に遡ります。先代の曽祖父がハンガリーとの国境にあるDobrovnik村で、ぶどうの苗木を植えたのがはじまりです。現在は4代目の若き当主 Peter Gonc(ペーター・グンツ)に受け継がれ、スロヴェニア第2の都市Mariborの近くのPtuj村でワイン造りに励んでいます。
世代をこえて守り継がれた11haの畑では、ぶどう栽培から瓶詰めまでを家族で行います。『母なる自然』との結び付き、その歩みに耳を傾け、逆らうことなく従うことを心がけてきました。そんな信念は、天然酵母に任せたワイン造りや、添加物なしにナチュラルなワインを造ることに繋がります。自然なワイン造りこそが、土壌のポテンシャルやその年の気候、ひいては情熱をも表現できるとPeterは信じています。
真面目にGONCワイナリーをご紹介してきましたが、つまらないと思いました。実につまらない!!非常にありきたりな内容で、面白くない!と気が付きました。これを書いている本人がそのように感じるのですから、きっと皆様はもっとウンザリされているだろうと想像します。では、ここからはGONCのキャラクターに合わせて、ファンキーに参りましょう!
ひとつ面白い話があります。ワイナリー名の誕生の秘話です。GONCの名前は、彼らがプロデュースしたハンガリー産の樽の名に由来しています。樽は136Lの小樽です。他のGONCワインのエチケットにも「G」「1」「3」「6」という英数字が点で表現されていたり、アイコンや水玉で表されていたりします。点(ドット)は数えたら個数はわかりますが、その数はワイナリー名に由来する樽のリッター数「136」に辿り着きます。疑うつもりはありませんでしたが、鉛筆で×印を付けながら、地道に点やアイコンをカウントしました。はたから見たら相当変な人です。数えたら本当に136個ありました。ワインは136のドットからできており、1つのドットは1Lを示します。GONCのエチケットをゆっくり眺めると、色々な発見があり、なかなか興味深いものです。
もうひとつGONCのユニークな一面をご紹介します。Peterは典型的なロックミュージックのファンです。彼のクリエイティブなワイン造りに“良い音楽”は不可欠です。Toploader、Steppenwolf、Ram Jamなどを発酵中のワインに聞かせています。ノリノリのリズムでワインを造っている当主を想像しました。ワインが音楽と出会えば、それは心が揺さぶられるようなファンタスティックな組み合わせで、良い曲なくしては、良いワインが造れないと言います。マジですか。Peterには良い音楽を聴かせなければ!笑 彼の造る白ワインは燃料(給油)のようで、容赦なく人々の心と舌にかがり火を灯します。躍動感やエネルギーが半端ありません。段々とGONCのワインが飲みたくなってきた頃だと思います。この辺りで結びに入りましょう。ここまで書いておきながらですが、Peterが伝えたいのはワインの解説ではありません。実際にワインを飲んでその声を聴けば、きっと貴方だけのGONCの音色を聴くことでしょう。多くは語りません、先ずは飲んで感じてみて下さい。
GONC(グンツ)の生産者についてはコチラ