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Profile
タイプ/赤(ミディアムボディ度 ★★☆☆☆)
産地/スロヴェニア、ポドラウィエ地方、シュタイヤマルク、リトズノイ
生産者/HEAPS GOOD WINE COMPANY(ヒープス グッド ワイン カンパニー)
品種/ツヴァイゲルト50%、ブラウフレンキッシュ45%、シラー5%
ヴィンテージ/2021
アルコール度数/11.5%
容量/750ml
適温/16℃〜17℃
Taste
グラスに注ぐと紫を帯びた赤色です。濃縮した黒系フルーツ、例えばブルーベリー、ブラックチェリー、カシス、その他、赤系フルーツのチェリーやベリーのニュアンスがあります。また梅シソのスパイシーな香りも魅力的です。それら全てをひっくるめて、スモーキーさが果実香と混ざり合い、重厚なアロマが広がります。丁寧なスワリングにより、ゆっくりと香りが解けてゆきます。酸は豊かです。タンニンは柔らかくビロードのように滑らかです。ヴィンテージが若いがゆえの、もぎたて完熟ベリースム―ジーのような、ジューシーさも健在です。ライトで味わいも薄めなので、アフターはスパイスの余韻のところで、スパッと切れるかと思いきや、意外と長いので驚かされます。抜栓2週間後に、良い意味で化けました。複雑で飲み応えのある満足の1本です。
Marriage
《おすすめの料理》お好み焼き、焼きそば、ヒレステーキ(ソース)、ハヤシライス、メンチカツ、煮込みハンバーグ、イワシの醤油煮。ソースや醤油系がしっくりきます。あるいはガラッと変えて、チェリータルト、ブルーベリープディングなどの焼菓子と合わせてみても面白いかもしれません。
Wine making
必要最小限の介入で造られた赤ワインです。ツバイゲルト(9/10)、ブラウフレンキッシュ(9/26)、シラー(10/5)の3品種がブレンドされています。開放型の容器で10%全房発酵を施しました。房を残したままタンクに入れて醸造するのです。果梗も果実と一緒に醸すことで、タンニンが顕著に表われ、通常のワインと異なるストラクチャーや舌触りを与えます。発酵前の4〜7日間はコールドマセレーション(低温浸漬)をしました。コールドと言っても低温ではありません。ワイナリーには冷却装置がないため、室温で醸すのです。そうすることによってワインは果実味が豊かになります。通計で醸し期間は16〜24日間です。発酵後はプレスして24時間後に樽に移します。ここでゆっくりと時間をかけるのは、滓などの重い沈殿物をタンク底に沈ませるためです。還元しにくいワインを目指します。その後、500ℓの古いスロヴェニアンオーク、228Lのフレンチオークで23ヶ月熟成させます。翌々年の2023年9月に無濾過でボトリングして完成です。たった10%ですが、全房発酵の良さを実感して頂ける仕上がりとなっています。
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